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DEVILELITEの内部配線を改造

ちょっと諸事情でどうしてもレギュラーチューニングのギターが必要になりました。しかしメインギターのキャパリソン・デリンジャーはドロップBチューニング固定にしてあります。キャパリソンにレギュラー用の弦を張ってしまうとオクターブチューニングからトレモロスプリングの調整から全てやり直さないといけない(汗 折角完璧にチューンしてあるのに1曲の為に全てやり直すのはあまりにも無駄な手間が多すぎる。

って事でサブギターの出番となりました。ウチの名前の由来にもなったShecter DEVILELITE を引っ張り出して10〜46の弦を張りました。
でレイニーVH100Rに繋いで音を鳴らしてみる…

あ、あれ?
なんか低音出ないぞ、こんなんだったっけ(汗

と言うことでサブギターの腹を開いて内部配線を交換してしまうことにしました。





これサブギターです。
VH100R ちらちら他の画像で写ってた事もあるかもですが、コレがShecter Devileliteです。
無駄につんつんとげとげしてるでしょ?w

ブリッジは弦裏通しでピックアップが2ハム、サーキットは至って普通の2ボリューム1トーンで見た目とは裏腹に音は超普通です。
久しぶりに使ってみて何じゃこりゃと思ったので知り合いに電話してフェンダージャパンのテレキャスを持ってきてもらったんですが、比較してコイツの音が悪い訳ではない様でした。いっつも使ってるキャパリソンが異様に音太いので「あれ?」ってなったみたいです。

しかし結果DEVILELITEで出てきた音が気にいらんのだから仕方が無いw
目的は「多分内部配線がめっちゃしょぼいのでこの際弄ってみる、出来れば音ぶっとくしたい」です。しょぼい線材でローファイになってんのを変えてみて太く出来るか、そもそもどれくらい音変わるかの検証です。

予断ですがウチのサイトの名前『DEVILELIET』とは微妙につづりが違います。ギターは『DEVILELITE』
あとアンプの上が異様に汚いのは気にしないで下さいw



VH100R 裏返して蓋を開けてみました。
使われてる線材をチェック…
む、無印Σ(|||▽||| )!
文字が一切書いていないなんともよく分からん線で配線されてます。

ていうかその前に… 工場のおばちゃん半田付け下手すぎっ!!!!w
直径1cmの芋ハンダがっ!!!!
生産国とか製品さえ良ければ気にしないからさー、もっと頑張ってくれよー。

んでいったい何の線に変えるかですけど、定番ではBeldenの8503とか後はWestern electricとかでしょうか、でも今回は急を要しましたので手直にあるものでやってみました。候補はBelden 8412の中の人と、George L'sです。予めシールド構造で細いので楽そうってのと(このギターの配線はシールド構造の線でした)、私がGeorge L's好きなんでGeorge L'sに決定です。あと、断線時にプラグ付け直した時のきれっぱしがいっぱい転がってましたのでw



yハンダでどんどん配線
VH100R がんがんハンダ付けしていきます。

こういう細かいハンダ付けでは如何にくっ付けたい場所に線を固定するかが重要になってきます。普通は放熱クリップっとか便利グッズを使うんでしょうが、ウチにはそういう便利な備品はありませんので写真の様にありあわせの物を活用して何とかやりきりますw

あとですね、私めは電気回路の配線図とか見れませんのでああいうのの読み方とかは期待しないで下さい(´・ω・`)ノ 
ああいうの読めないと出来ないもんだと私も思ってましたんですが必要は何とやら。もともと配線されているものを同じように繋げば良かったので、1本づつ線外してその都度配線していって元の配線をそっくりそのままコピーすればすんなり完了してしまうようです。
ポイントとしては、今回は元々使われてた線材もシールド構造のようだったので、網状の外側の線がコールド、中心の銅線がホットってのがパッと見て分かりました。後は、ボリュームポットとかのどの端子にそれぞれのホット、コールドが配線されてるかを良く見て記憶、もしくは写真取ったりして記録してしまえばいいです。後は一つづつ外す&繋いで行ってその都度音出してチェック。全部終わる頃には簡単な構造ならある程度分かるようになってると思いますb!

なんですが、配線ってのはギターによってまるきり違うもんなんでお手持ちのギター開けてみたら緑色の基盤が出てきた…なんてことがありまくると思います。弄る前に一通り見てみて分からんと思ったら踏みとどまるのも大事かと思います。やっぱ自分で弄ってどんな大惨事(笑)になっても自分のせいなんでやってみたい人はよく考えてどうぞ〜


VH100R とか言ってる私もやってしまいました。リアピックアップのボリュームポッドがお亡くなりになってしまいましたorz
熱しすぎでお亡くなりとかあるんでしょうか(汗 問題の箇所の配線外して付け替えた直後から音でなくなりました。一箇所交換するごとにチェックしてなかったらどこが悪いか調べるのにも大分手間が要ってたかと、折角なので壊れたポッド分解して中見てみました。が、特にハンダで付いてるはずの線が外れてるって事は無いみたいでした。どこが壊れてるのか分かりません。原因不明です。てか中あんなんなってるんですね、ちょっと勉強。

仕方が無いので近所の楽器屋に行ってボリュームポッド買ってまいりました。
普通にSCADの抵抗値500k、Aカーブです。私もあんまり良くは知りませんが、ボリュームポッドってのは電気を微妙に、ほどほどに、適度に流す物質を利用していて、ボリュームが最大の時は抵抗値が最大、電気をまったく流さない(逃がさない)状態になっていて、より沢山の電気を回路に導く、逆にボリュームが最小(0)の時は抵抗が最小、全ての電気を回路と関係ない方に逃がしてしまう事で音を消しているそうです。そんな感じでポッドの抵抗値が高いほどボリューム最大時により多くの電流を回路に流してボリュームを調整する、Aカーブとかは回した時の抵抗値の上がり具合のバリエーションと思っておけばいいかと思います。ボリューム奏法とかよくする人はカーブにも拘るんでしょうね。

お店の分かる人に「2ハムのギターに付けるステキに普通なボリューム下さい(´・ω・`)ノ」っていったらコレ(SCAD 500k Aカーブ)が出てきたので買ってきた訳なんですが、線材と同じくこのポッドの交換でも音が変わるらしいです。
今回古い方のポッドがお逝きになった時に一時的措置としてポッドを無視して直結して鳴らしたんで、一応「ある時、ない時」の比較が出来た感じになってます。ボリュームの調整が効かない男前ギターはなんとも使い難かったのは言うまでもないですがw、音もやっぱり違いました。
正直ピックアップやらが”ある状態”を想定して作ってあるからなのかは分かりませんが、少々トレブリーでキツイ音がしました(ミキサー直でチェック)下が出てない訳でもなさそうだったので、ポッドでの上の損失が無くなってそう聴こえたみたいです。音痩せも音色の内って事も十分にあるんですねと…




すっげーハンダ上手くなったよ俺w
VH100R ポッド交換の際あまりに上手くハンダ付けが出来たので接写しておきましたw

見てコレw特にカバー部(?)へのコールド3本のハンダ付け!
中国だか台湾だかの工場のおばちゃんに見したいよほんと。直径1cmの芋から必要最低限とはこの事!なうつくしス状態に。
芋ハンダの写真も撮っておけばよかったなー、あれ大分爆笑できるのにな〜w
それにしてもハンダ付けの出来不出来で盛り上がるとか俺も末期だなー(汗

George L's 内部配線ギター完成
VH100R でーきたっ!w
フルブラックで異常にぶっとい配線がちょっとカッコいいなーw
いろんな色の線が全部黒くぶっとくなったので大分回路が分かりやすく見えるのもイイすなぁw

でもコレも普通に真っ当な人生を歩んでらっしゃる方々には全く持って理解されんのだろうなーはぁ…
「みてみてっ!この配線超しぶくね!?w」って言ってもそら理解はされんですよね、分かってくれそうなのはタモさんぐらいか(笑)



以上説明終わりです。

スイマセン、今回音録ってないんです(汗
最初は全部交換するつもりじゃなかったのでビフォーの音が録ってなかったんですよねクヤシーっ!

アフターの音なら今からでも取れるんで時間が出来たら録ってきます。
今回はコレにて、
 
 
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